研究報告

MGDSS:慣性式モーションキャプチャを用いたジェスチャによるドローンの操作

Abstract

ドローンは,農薬の散布や災害救助,ライトアップショーなどで利用されている.操作にはコントローラを用いるのが一般的であるが,その際には操縦者の手が塞がる.両手を塞がずにドローンを使用することができれば,ドローンの活用の可能性は広がる.ジェスチャによる操作システムにはいくつかの事例があるが,カメラやセンサを用いる場合には操縦者の位置が制限され,専用の装着式センサを用いる場合には故障時の保守性が低い.そこで本論文では,汎用的な慣性式モーションキャプチャを用いてドローンをジェスチャで操作するシステム,MGDSSを提案する.本論文では,MGDSSのシステム設計と実装を行い,評価実験を実施した.ジェスチャでの操作性に対する評価の結果,ジェスチャでのドローン操作は行いやすいという結果を得た.また,慣性式モーションキャプチャ機器の精度によって,ジェスチャの判定とのずれが生じ,操作が行えないという課題も明らかとなった.

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Information

Book title

研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC)

Volume

2025-EC-75

Issue

19

Pages

1-4

Date of issue

2025/03/10

Date of presentation

2025/03/18

Location

京都大学(京都府京都市)

ISSN

2188-8914

Citation

山内 瀬智, 湯村 翼. MGDSS:慣性式モーションキャプチャを用いたジェスチャによるドローンの操作, 研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC), Vol.2025-EC-75, Issue.19, pp.1-4, 2025.

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