Abstract
触覚を提示するデバイスとして,振動を用いて手触りなどを再現するもの,ピンアレイを用いた形 状や点字を提示するものなどが研究されてきた.これらのデバイスでは,手触りや形状,硬さなど触覚情 報の部分的な要素の提示にとどまり,触覚の複合的な提示を行うことはできていない.そこで本研究では, 形状と硬さの両方を動的に提示するデバイスを開発する.MR 流体と 6 個の電磁石を用いて 2 × 3 の解像 度のプロトタイプデバイスの実装を行った.また,操作用の GUI アプリケーションを実装した.このデバ イスにより,点字の表示や,物が動いているような感覚を提示することが可能となる.
Information
Book title
第32回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ(WISS2024) 論文集
Date of issue
2024/12/03
Date of presentation
2024/12/11
Location
苗場プリンスホテル(新潟県南魚沼郡)
Citation
上村 宙, 湯村 翼. MR流体を用いて形状と硬さを動的に提示する触覚デバイスの提案, 第32回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ(WISS2024) 論文集, 2024.