Abstract
公道での走行が始まったレベル4自動運転車は,運転者が乗車しない場合に遠隔監視が必要である.遠隔監視システムのユーザインタフェース(UI)は改善の余地があるが,UI改善を行うために自動運転車の実機を運行することは,コストやリソースの面で困難である.そこで本研究では,3次元コンピュータグラフィックス(3DCG)で構築したバーチャル都市を用いて自動運転車遠隔監視システムのUI検討を行うバーチャル都市プラットフォームCARMUIを開発する.CARMUIの設計と実装を行い,それを用いて遠隔監視システムのUIの模擬評価実験を実施した.CARMUIに対する評価の結果,CARMUIが自動運転車遠隔監視システムのUI検討に有用であることが期待できる.