Abstract
人の移動の軌跡を分析する動線分析の実現方法のひとつとして,床面圧力センサが用いられる.床面圧力センサの開発において,用いられる感圧導電シートの分離方式がセンサの精度に影響を与える可能性がある.そこで本研究では,床面圧力センサの開発において,感圧導電シートVelostatの分離方式が与える影響を調査した.比較実験を行うため,Velostatの両面に銅箔テープを格子状に貼り,各点の電圧を計測する仕組みの4種類の圧力センサを開発した.実験の結果,送電する銅箔テープに対して平行となる向きに分離した帯状分離型(平行)が床面圧力センサに最も適していることが明らかになった.また,問題点として,センサに圧力をかけた瞬間の大幅な電圧低下や,計測値の取得に時間を要することも明らかになった.
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Book title
第31回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ(WISS2021) 論文集
Date of issue
2023/11/22
Date of presentation
2023/12/01
Location
Royal Hotel 八ヶ岳(山梨県北杜市)
Citation
上村 宙, 由谷 哲夫, 渋谷 敦子, 湯村 翼. 床面圧力センサ開発における感圧導電シート分離方式の検討, 第31回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ(WISS2021) 論文集, 2023.