Abstract
我々は,サーバ側でWebブラウザを動作させ,画面をストリーミングし,クライアントコンピュータへ送ることでWebブラウザの表示を可能とするクラウド型のデジタルサイネージシステムの開発を目指している.本研究は,画面転送型デジタルサイネージの運用における使用ネットワーク帯域を予測することを目的とし,Virtual Network Computing (VNC) ソフトウェア使用時の画面転送のトラフィックを計測する.トラフィックの計測は,エンコード方式,色数,通信の暗号化の有無の3つについての変更を行った.本研究の計測で,エンコード方式がトラフィックに大きく影響するという結果や,色数の減少とともにトラフィックが減少するという結果を得た.本研究から画面転送型デジタルサイネージを実現する上でエンコード方式や通信帯域は重要パラメータであるという知見を得ることができた.
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Information
Book title
インターネットと運用技術シンポジウム論文集
Volume
2022
Pages
84-85
Date of issue
2022/12/01
Date of presentation
2022/12/08
Location
九州工業大学 戸畑キャンパス (福岡県北九州市)
Citation
秋葉 貴文, 湯村 翼. 画面転送式デジタルサイネージの開発に向けた VNC トラフィックの計測, インターネットと運用技術シンポジウム論文集, Vol.2022, pp.84-85, 2022.
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