Abstract
ヘッドマウントディスプレイの普及において,文字入力手法が課題である.指先などでカーソルを操作し仮想キーボードを操作する手法が主流であるものの,手の認識に深度センサや複数台のRGBカメラが必要である.そこで本研究では,MediaPipe Handsを用いることによりRGBカメラ1台で手の形状を推論し,手話の一種である指文字によって文字を入力するシステムを提案する.本稿ではアメリカ手話(ASL)の指文字に対応するプロトタイプを実装し,問題点や実用性を洗い出し,本システムの有用性について検討した.